予防の対象

予防の対象としては、歯並び虫歯歯槽膿漏噛み合わせ(顎関節症)が対象になります。 前項でも記述したように、口腔内の清掃効果は70%が唾液&舌と口腔周囲筋の自浄作用によるものです。

ここで、歯列に叢生(歯がガタガタの状態)がありますと、逆に頬粘膜歯ブラシ等により叢生部に食さが停滞圧入され凹凸部にて虫歯、歯槽膿漏が発生します。

八重歯の平均寿命が44才-55才と言われていて、80才の老人に八重歯の人は、1人もいないのです。又上顎前突(出っ歯) 下顎前突(受け口)開口(前歯が上下的に開いてる状態)がありますと、口唇の閉鎖不全が発生し口呼吸の習慣が定着します。口で呼吸する事により、 口腔内の乾燥をおこし唾液の量が著しく低下し、虫歯歯槽膿漏の抑制効果が低下します。又唾液腺の発育も障害されます。歯の寿命を延ばすには、 舌と頬粘膜と唾液による自浄作用のあるフラットな歯列と口腔周囲筋の無緊張な状態での口唇の口唇の閉鎖が、必要となるわけです。

このようにお口の中に歯列不正がありますと、どのように歯ブラシしても、歯の寿命低下し老後の健康は維持できないのです。